株式会社ワッツは2026年10月9日開催の取締役会で、会社法459条1項に基づく定款の定めにより自己株式を取得することを決議した。株主還元の充実と資本効率向上を目的とし、取得株数の上限は515,800株(発行済株式総数〈自己株式除く〉の3.9%)、取得価額の上限は4億円。取得期間は2026年10月13日から2027年2月18日までとしている。
取得方法は二段階に分けられる。まず東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を利用し、10月9日の終値712円で10月13日午前8時45分に買付けの委託を行う。ToSTNeT-3での取得上限は250,800株(発行済株式総数〈自己株式除く〉の1.9%)で、取得結果は同日の取引終了後に公表される。これに続き、ToSTNeT-3での取得分を差し引いた残りの株数・金額を上限に、信託方式による市場買付を実施する予定としている。
取得した自己株式の一部は消却を予定している。保有する自己株式については、執行役員向けの譲渡制限付株式報酬制度の原資や、従業員のエンゲージメント向上を目的としたインセンティブ施策への活用を検討しているという。資本効率の向上と株主還元の充実という目的に沿い、需給調整と人的資本への活用を両立させる設計となっている。
2026年8月31日時点の自己株式数は184,446株、発行済株式総数(自己株式除く)は13,274,354株。今回の取得が上限まで進めば自己株式の比率はさらに高まる見込みだ。取得状況の進捗や消却の実施時期など、今後開示すべき事項が生じた場合には同社が速やかに公表するとしている。