株式会社ワッツは2026年10月9日開催の取締役会において、2035年度を見据えた長期ビジョン「2035Vision」と、2029年8月期を最終年度とする「第1次中期経営計画」を策定したと発表した。
長期ビジョンでは「『欲しい』が集まる・見つかる・満たされる」を掲げ、2035年度に売上高1000億円、営業利益率5.0%の達成を目指す。実現に向けた成長戦略として、100円ショップ事業の差別化による進化、新規事業の創出、グローバル展開、ブランド価値の最大化、デジタル変革による競争力強化の5点を挙げている。第1次中期経営計画では、2027年8月期から2029年8月期までの3年間を基盤構築期間と位置付け、事業ポートフォリオの再構築によるLTV向上モデルの確立、組織風土の醸成とDXによる社員LTV向上、規律ある資本配分による資本効率向上を、事業・経営・財務の各戦略で一体的に推進する。
今回の計画は、既存事業の成長と収益性向上に加え、新たな収益源の創出を通じて持続的な企業価値向上を図ることを狙いとしている。長期にわたる数値目標を設定することで、事業基盤の再構築を段階的に進める方針が示された。
数値目標としては、2026年8月期実績の売上高645億円・営業利益16億円(営業利益率2.6%、ROE8.5%)に対し、2029年8月期は売上高700億円・営業利益23億円(営業利益率3.3%、ROE8.9%)、2035年8月期には売上高1000億円・営業利益50億円(営業利益率5.0%、ROE13.7%)を目指す。今後は各戦略の進捗が順次開示される見通し。