unbankedは10月16日開催の取締役会で、海外子会社等を通じて運営してきた暗号資産事業を廃止し、関連する連結子会社3社を解散・清算することを決議した。
同社は2022年12月、金地金を裏付けとする暗号資産「Kinka」を海外子会社Kinka(BVI),Ltd.経由で発行し、海外居住者向けに販売を開始した。当初はイーサリアムブロックチェーン上で発行し、2024年2月からは管理者が介在する海外暗号資産取引プラットフォーム(CEX)経由でも販売。2024年9月にはカルダノブロックチェーン創設企業と提携し、2025年4月に同ブロックチェーン上でもKinkaを発行し、販路拡大を図っていた。
しかし先行する競合商品が大きなシェアを握っていたことなどから販売は低調に終始した。カルダノ版は販売対価となるステーブルコインのCEXでの取扱いが見込めなくなり、代替として検討した管理者不在型プラットフォーム(DEX)経由の販売も、利用者の居住国法令に抵触するおそれから断念。2026年9月30日付で就いた新経営陣が採算性を検討した結果、事業継続は困難と判断した。
イーサリアム版Kinkaは10月30日17時を買取・交換請求の最終受付とし、決済完了後に全量焼却。販売実績のないカルダノ版も10月中に全量焼却する。Kinka(BVI),Ltd.など関連3法人は11月以降順次解散・清算し、2027年3月末までに完了させる予定。清算費用は数百万円程度を見込む。