GFA株式会社は10月15日、2026年8月期(2025年9月1日〜2026年8月31日)の個別業績について、前期実績との差異、および営業外費用・特別利益・特別損失の計上を取締役会で決議し公表した。個別の経常損益は56億96百万円の損失、当期純損益は76億97百万円の損失となり、前期の純利益5億35百万円から大幅に悪化した。
主な計上内容は、連結子会社への貸付金に係る貸倒引当金繰入409百万円(営業外費用)、子会社に関する関係会社事業損失引当金の戻入1,072百万円と繰入538百万円(特別利益・特別損失)など。いずれも連結決算上は相殺・消去されるため、2026年8月期の連結業績への影響はないとしている。
損益悪化の背景には、暗号資産ディーリング事業からの全面撤退がある。2026年7月6日の取締役会で撤退を決議し、8月末までに保有暗号資産の売却・処分を完了、売却損410百万円と評価損1,704百万円を計上した。加えて、投融資事業の営業貸付金に対する貸倒引当金881百万円、Metabit株式会社株式に係る評価損1,625百万円、出資金評価損961百万円なども損失を押し上げた。
同社は価格変動リスクを伴う暗号資産ディーリング業務から全面的に撤退したことを明示し、今後は法定通貨による安定的な収益を生み出す事業へ経営資源を集中していく方針を示した。