レオパレス21は9月14日、2027年3月期の配当予想を修正し、中間配当を実施しないことを決議した。期末配当についても、株式会社K891による公開買付け(TOB)が成立することを条件に、実施しないことを決めた。前回(2026年5月15日)公表の予想では中間5円・期末10円の年間15円としていたが、今回いずれもゼロに修正した。
背景にあるのは、同日別途公表されたK891によるレオパレス21株式へのTOBだ。レオパレス21取締役会はこのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨することを決議している。この決議は、TOBとその後の一連の手続きにより同社株式が上場廃止となる見通しを前提に行われたものだという。
配当予想を無配へ修正した理由について同社は、K891が提示する買付価格が、2026年9月30日基準の中間配当および2027年3月31日基準の期末配当を行わないことを前提に算定・決定されているためと説明している。同社はこれまで、業績動向や財務状況を踏まえた安定的・継続的な配当を株主還元の方針として掲げてきた経緯があり、今回の措置はTOB実施に伴う特殊な対応という位置づけになる。
今後は、K891によるTOBの手続き進行と成立の可否が焦点となる。期末配当の無配化はTOB成立を条件としており、TOBが不成立となった場合の配当方針への影響については、今回の開示だけでは明らかにされていない。