日本エンタープライズは2026年10月21日開催の取締役会で、大阪市の物流会社ハニー・ビーの株式を取得し、子会社化することを決議した。取得するのは発行済株式600株の全株で、議決権所有割合は100%となる。取得価格は1円。既存株主である吉村昭氏(90%)と吉村小佳代氏(10%)から株式を取得する形で、契約は同日締結、株式譲渡の実行は10月22日とされている。
ハニー・ビーは1990年設立、資本金51百万円の会社で、宅配などの貨物運送業を主力に、IT機器のリユースやIoTサービスも手掛けている。2026年3月期の売上高は29億16百万円、営業利益は67百万円だった一方、純利益は赤字となっている。
日本エンタープライズはコンテンツ提供を起点に、法人のIT機器を調達から廃棄まで一元管理する「LCM(ライフサイクルマネジメント)」支援を主力事業としてきた。ハニー・ビーは物流の効率化を図るIoTサービスや、配送時のキッティング支援・データ消去といった付加価値サービスを提供するが、生産性向上に向けたIT活用や付随サービスの拡充に課題を抱えていた。両社のノウハウ・技術を持ち寄ることで、LCM事業全般の拡充とシナジー創出を見込んでいる。
2027年5月期の連結業績に与える影響については現在精査中とされ、同社は今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとしている。