日本駐車場開発は9月11日、2026年7月期(2025年8月~2026年7月)の通期実績が、前回公表の業績予想を上回ったと発表した。売上高は122億6000万円、営業利益は26億4700万円で予想比0.5%・1.8%の増加にとどまったが、経常利益は43億8900万円(予想比25.4%増)、当期純利益は34億4200万円(同32.4%増)と、利益段階で大きく上振れした。
差異の主因は、本業以外の一時的な営業外収益である。海外子会社からの受取配当金を為替変動リスク低減を目的として計上したほか、純投資目的で保有していた投資有価証券の一部を売却し、売却益を計上した。これらが経常利益・当期純利益を押し上げた一方、売上高・営業利益はほぼ計画通りの推移だったとしている。
前期(2025年7月期)実績と比べると、売上高は前期の110億1000万円から124億円台へ、経常利益・純利益も前期水準を上回る着地となった。ただし今回の増益は、駐車場事業など本業の伸びというより、投資有価証券売却や配当計上という一過性の要因によるところが大きい点には留意が必要となる。
今回の発表は実績値の確定に伴うもので、通期決算の詳細な内容や次期以降の見通しについては、別途の決算発表で示される見込みだ。本業の売上高・営業利益の伸び率がどこまで続くか、また今回計上された投資有価証券やその他の保有資産の今後の取り扱いが注目点となる。