株式会社キャンバス(4575)は2026年10月14日、第三者割当による第22回・第23回・第24回新株予約権の発行を取締役会で決議したと発表した。割当予定先はSBI証券で、割当日は2026年10月30日。3種類合計4万8000個を発行し、全て行使された場合の調達資金額は最大で41億7564万円となる見込みである。
発行数は第22回2万個、第23回1万3000個、第24回1万5000個で、潜在株式数は合計480万株。当初の行使価額はそれぞれ778円、855円、1010円に設定された。第22回は行使の都度、直前取引日終値の92%を基準に自動で価格が修正される仕組みを持ち、下限行使価額は389円。一方、第23回・第24回は会社が資金調達上必要と判断した場合に限り、取締役会決議により修正が適用される選択制となっている。権利行使期間は2026年11月2日から2028年11月2日まで。
創薬企業はこれまで、開発途上の候補化合物について製薬企業と提携し、その資金で研究開発を進める手法を主としてきた。しかし近年は、提携に必ずしも頼らず、投資家や市場からの資金調達で独力開発を継続する選択肢が広がっているとされる。抗がん剤の基礎研究・臨床開発を手掛ける同社にとって、今回のスキームもこうした資金調達環境の変化を踏まえたものと位置づけられる。
今後、同社はSBI証券との間で第三者割当契約を締結し、行使要請や行使停止、取得請求などの条件を定める予定である。行使の進捗に応じて段階的に株式数が増加し、調達資金は研究開発体制の維持・強化に充てられるとみられる。