株式会社キャンバスは2026年10月14日、SBI証券を割当先とする第22〜24回新株予約権の発行、および同社との融資極度枠設定を発表した。発行諸費用22百万円を控除した想定調達額は41億75百万円、想定潜在希薄化率は合計24.35%。行使可能期間は2026年11月2日から2028年11月2日までとしている。
3種類の新株予約権は条件が異なる。第22回は行使価額修正条項付きで、当初行使価額778円から直前取引日終値の92%まで修正される仕組みを持ち、下限は389円、潜在株式数は200万株。第23回・第24回は行使価額をあらかじめ固定し、それぞれ855円、1,010円とプレミアムを付け、潜在株式数は合計280万株。いずれも最大行使株式数は固定され、希薄化規模に一定の上限を設けている。加えてSBI証券との間で借入極度額5億円、契約期間2026年11月2日〜2027年5月7日、固定金利年3.0%の融資枠も設定した。
今回の組み合わせは、臨床第3相試験の開始承認前後で変化する資金需要への対応を意図している。承認取得前後の確実性の高い資金需要には修正条項付きの第22回で対応し、承認後の試験加速に向けた資金需要には、より有利な条件を目指す第23・24回で備える設計とした。融資枠は、新株予約権の行使が計画通り進まない場合などに備えた位置づけで、資金使途は欧州におけるCBP501臨床第3相試験の開発費用に限定される。
融資の実行は欧州での試験進捗や資金需要に応じて極度額の範囲内で行われる方針で、各借入は実行日の6カ月後から6カ月分割で元利を返済する計画。行使可能期間を通じて、臨床第3相試験の期間の大半をこの段階的な資金調達でカバーすることを目指すとしている。