株式会社ANAPホールディングス(3189)は2026年8月期(2025年9月〜2026年8月)の連結・個別業績が、前期実績から大きく変動したと発表した。連結売上高は21億28百万円(前期比19.9%増)となったが、営業利益は△22億3百万円、経常利益は△68億8百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は△73億78百万円となり、いずれも前期より損失が拡大した。
同社は2025年4月1日付で持株会社体制に移行し、同年6月からはエステティック事業およびリフレ事業を新たに開始した。これに伴う販売管理費の増加が営業利益を押し下げた。さらに、保有する暗号資産(ビットコイン)の市場価格変動により評価損を営業外費用として計上したことが経常利益の低下要因となった。純利益面では、事業再編損と資産除去債務の再評価に伴う損失を特別損失として計上したことが影響した。
個別業績では、会社分割により持株会社移行後のアパレル事業は新設の株式会社ANAPが担うこととなり、当社の売上高は子会社からの経営指導料のみとなった。この結果、売上高は4億93百万円(前期比44.1%減)に縮小。持株会社化で販管費は減少し営業損失は縮小したものの、子会社への貸付金を保守的に評価し貸倒引当金を計上したことで、経常損失は△258億14百万円まで拡大した。
今後は、新設分割によるグループ体制の中でアパレル事業を株式会社ANAPが担い、持株会社として新規事業であるエステティック・リフレ事業の育成や暗号資産を含む資産管理の動向が業績に影響を与えるとみられる。