早稲田学習研究会は10月26日、自己株式の取得を取締役会で決議した。創業者で代表取締役会長の吉原俊夫氏(親会社以外の支配株主・主要株主)から、保有株式の一部を売却したいとの連絡を受けたことへの対応で、同日終値の1,289円で、翌27日朝に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を通じて買い付ける。
取得株式数は上限110万株(発行済株式総数の10.89%相当)、取得価額の総額は上限14億1790万円。吉原氏が保有する175万4150株のうち100万株が売却対象とされており、結果次第では同氏の持株比率の変動に伴い「親会社以外の支配株主及び主要株主の異動」が生じる可能性がある。取得結果は27日午前8時45分の取引終了後に公表される。
会社側は、創業者株式が市場で短期間に売却されれば株価に影響しかねないと判断し、自己株式として買い受けることで市場への影響を回避する狙いがあるとしている。加えて取得株式は役職員向け譲渡制限付株式報酬制度の原資として活用でき、資本効率の向上や機動的な資本政策の遂行にも資すると説明する。本件は支配株主との取引に該当するため、独立社外取締役5名から少数株主に不利益ではないとの意見を得た上で、利害関係者を除く取締役のみで審議・決議した。
買付けは市場動向等により一部または全部が成立しない可能性もあり、実際の取得株数・金額や支配株主の異動の有無は27日の結果公表で判明する見通しだ。