株式会社アクセルスペースホールディングスは2026年10月6日、2027年5月期(2026年6月〜2027年5月)通期の連結業績予想を下方修正し、特別損失を計上すると発表した。主因は、連結子会社アクセルスペースが運用する小型衛星「GRUS-3」7機のうち4機で確認された通信不具合と、AxelLiner事業で進めていた株式会社Pale Blue社との契約を巡る動きである。
GRUS-3の4機は高速通信系統に恒久的な故障が確認され、予定していた画像データの商用ダウンロード運用が困難と判断された。これを受け、AxelGlobe事業用資産として2027年5月期第1四半期に1,879百万円の減損損失を特別損失として計上する。さらにAxelLiner事業では、2025年12月に締結したPale Blue社との軌道上実証サービス提供契約について、同社から解除に関する書面を受領し、10月6日から協議を開始した。
これらを踏まえ、取締役会は2026年7月14日公表済みの通期予想を修正した。総収入(Non-GAAP)は9,000百万円から6,700百万円、売上高は10,210百万円から7,910百万円へそれぞれ下方修正。営業損失は800百万円から2,300百万円に拡大し、親会社株主に帰属する当期純損失も240百万円から3,650百万円(1株当たり54.72円の損失)へ大きく拡大する見通しとなった。セグメント別でもAxelGlobe、AxelLinerの両事業で売上高が下振れしている。
同社はGRUS-3の不具合原因を検証するアドバイザリーボードを設置したとしており、進捗は別途開示される予定。Pale Blue社との契約解除協議の結果も業績に影響するため、今後の開示内容が注目される。